循環器内科での看護師の仕事というと、専門性が求められたり、緊急の対応も求められるイメージがあり、不安がある看護師さんも多いかもしれません。
今回は、循環器内科に転職した2人の看護師さんに仕事内容、給料、魅力や適性について聞いてみました。
急性期病院の循環器科から循環器内科のクリニックに転職した看護師さんの場合
私は23歳から滋賀県の急性期病院の循環器科にて看護師として勤務していました。そこでは日勤、夜勤の2交代制でした。
循環器内科・循環器科の仕事内容・給料
仕事内容は主に入院患者さんのバイタルサイン測定、点滴管理、投薬管理、食事介助、ケアなどです。1か月に約4回の夜勤があり、給料はおよそ22万円~25万円程でした。
また年に2回、30万円程の賞与がありました。
26歳で結婚と同時に愛知県に転居し、同じく循環器内科のあるクリニックに転職しました。そこは小規模なクリニックのため夜勤はなく、日勤のみでした。仕事内容は、患者さんのバイタル測定、採血、点滴投与、診療の補助などです。
こちらでは正社員ではなくフルタイムパートだったので、賞与はなく、月給はおよそ17万円~19万円でした。
循環器内科・循環器科の魅力・適性
急性期病院からクリニックに転職したことで、夜勤が無くなったので、睡眠リズムが崩れにくくなり、楽になりました。またクリニックでは基本的に患者さんは自身にてクリニックに通っておられるため、介助させていただくことが少ないので、体力的にも楽になりました。
クリニックは基本的に夜勤があるところが少ないため、家庭と両立しながら働きたい人には向いていると思います。
総合病院の循環器病棟から急性期病院の循環器病棟に転職した看護師さんの場合
これまで病床数250床の小さな総合病院で働いていましたが、連日の残業、安い給料、このままではやっていけないと感じ、29歳の時に転職をしました。
今まで経験してきた循環器病棟での知識を活かせる場所で働きたい、という希望で転職先を探し、病床数500床とやや大きめの総合病院を選びました。
循環器内科・循環器科の仕事内容・給料
仕事内容としては、急性期病院での循環器病棟勤務という部分で変わりはなかったので、日々こなす業務に大きな差はありませんでした。
現在の病棟は心臓カテーテル室での検査・治療に病棟看護師が介助に入らなくてはならず、より専門的な知識や技術が求められる面では、やや苦労しました。
看護体制としてはPNSが導入されており、今まで経験がなかったので慣れるまで時間がかかりました。パートナーとの情報共有に苦労したり、苦手なスタッフがパートナーの時には気を遣ったりと、大変な面もありました。
循環器内科・循環器科の給料・勤務時間
しかし、困ったことがあればすぐ相談することができ、残務を抱え込まずに分担して取り組めることは良いポイントだと思います。
現在の職場は皆で声掛けし助け合う風土もあり、定時で帰ることのできる日が圧倒的に多いです。給料も転職前と比べて月収・賞与ともに約3〜5万円増え、働きやすい環境ではあると思います。
勤務時間は夜勤2交代制で、今まで3交代しか経験のなかった私にとって、夜勤の拘束時間がとても長く感じました。夜勤メンバーに苦手な人がいる勤務は常に気を張り、朝を迎える頃にはぐったりしてしまうこともありました。
しかし、夜勤明けと翌日は必ず休みになるので、3交代の時に比べて休日が増えたような感覚がありました。
夜勤2交代・3交代どちらも経験してみて、働く時にしっかり働き、休む時にはしっかり休むというメリハリのつけやすい3交代制が私には合っているなと感じました。
循環器内科・循環器科の魅力・適性
現在の職場は、予定入院や転院受け入れ患者なども多く、連日入退院数の多い環境です。
限られた時間の中で患者様と関わり、必要な情報を得て、アセスメントし、看護につなげていくことが求められます。また診療科ごとに病棟が分けられているので、その科の専門的な知識・技術などは学びやすい環境にあります。
仲間と協力してバリバリ働きたい、興味のある分野の知識をより深めたい人には向いている職場だと思います。
循環器内科・循環器科に興味がある看護師さんは、一度、転職サイトに登録して、求人を見てみるのもアリ
今回は、2人の看護師さんのお話をお届けしました。
循環器内科・循環器科の給料は地域や病院、クリニックによっても異なります。
看護師さんの転職サイト一覧を参考に、条件にあった求人があるのかを調べてみるのも良いですね。
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